境内のお花にいろんなちょうちょがやってきます。パチパチ!
秋だなあ。



昨日、たまたまタイムラインに狩野英孝(神職の資格を持つお笑い芸人)の記事が流れてきて
「神社は『新しいことを始める時に行く場所』でお寺は『終わった時に行く場所』。初詣に行くのは神社で大晦日に行くのはお寺。生まれた時に神社でお宮参りで、死んだときはお寺に行く」
と説明していて、それに対し、みんなが「分かりやすい!」「なるほど!」とか言っていて、ひざから崩れ落ちそうになりました、、、、、
「プロがウソ教えるなよ」
と。影響力の強い人だからこそ、発言には気を付けて欲しいです。死んでから行くのはお寺じゃなくてお墓でしょ?!
神道の神主さんだってお葬式をしますし、神社が経営している霊園もあります。お寺にだって初詣に行くし、安産祈願や赤ちゃんのお参りでに行く方も大勢いらっしゃいます。
初詣の参拝者全国ランキングなんていうのを見ても
1位:明治神宮
2位:成田山新勝寺
3位:川崎大師
1位こそ神社ですが、2位も3位も真言宗のお寺じゃないすか、、、、、
元々、明治になるまではお寺と神社は一緒だったんですから。ですので鳥居のあるお寺はたくさんあるし、仏塔がある神社もたくさんあります。私自身(真言宗僧侶)、毎日必ず神様も拝んでます。
ちなみに、日本の神道にはいわゆる「教え」というものがありません。仏教でいう経典、キリスト教でいうバイブル、イスラム教でいうコーランなどは無く、「儀礼」があるのみです。ですので、それを言葉にして伝えようとすると、色々と間違いや勘違いが出やすいのかもしれません。
とりあえず、「なるほど!」なんて言っている人は、せめてウソの拡散をしないで欲しい、、、、
お寺は人生の終わりに行くところではありません。途中で何かを確認したいとき、息継ぎをしたいとき、元気を取り戻したいとき、、、、、いやいや、そんな難しく考えずに、なぞなぞの答えが知りたいとき、メダカが見たいとき、、、、、
お寺は生きているうちに行くところですよー。