朝ドラ『ばけばけ』のお話です。パチパチ!
一昨日の放送で、島根県知事がレフカダ・ヘブン先生に松江の大亀伝説を語りました。
「実はこの大亀、かつては夜になると動き出し、松江城下で人を食い殺したげな!そこで住職がもう暴れんようにと、この大きな石碑をエイヤッと背負わしたと言われちょります」
「Ahhh…ナルホド!オモシロイ!」
オープニングでヘブン先生とおトキが触っているあの大亀です。

「朝ドラで亀だと言ってた!」と信じる人がいると困るので、念のために書きますが、あれは亀ではありません(^^;)
人を食った、などもあくまでドラマの演出でオカルトっぽい話にしたようです。
あの形状の石碑はいろんなお寺にあって、見た目から亀だと間違う方が多いのですが、贔屓(ひいき)という名前の竜の子どもです。
こちらは西国三十一番札所・長命寺の贔屓。

竜には9人の子どもがいて、それぞれ竜にはなれなかったという竜生九子(りゅうせいきゅうし)伝説があります。
以下、Wikipediaより
『升庵外集』(楊慎, 1488–1559)や『天禄識余』(高士奇, 1645-1704)は次の9種とする。
〇贔屓(ひいき):形は亀に似て、重きを背負うことを好む。石の柱の下の亀の形の台座である。
〇螭吻(ちふん):形は獣に似て、遠きを望むことを好む。屋根の上に置く獣頭である。
〇蒲牢(ほろう):形は龍に似るが小さく、吼えることを好む。釣鐘の上の鈕(吊るすために綱などを通す部分)である。
〇狴犴(へいかん):形は虎に似て、力が強いので牢の門に置かれる。
〇饕餮(とうてつ):飲食を好むので、鼎の蓋に置かれる。
〇𧈢𧏡(はか):水を好むので、橋の柱に置かれる。
〇睚眦(がいし):殺すことを好むので、刀環に置かれる。
〇金猊(きんげい):形は獅子に似ており、火と煙を好むので、香炉に置かれる。
〇椒図(しょうず):形は貝に似て、閉じることを好むので、門の鋪首(門環の台座)に置かれる。
円東寺には寺標が無いので将来欲しいなあと思っているのですが、その時は台座に贔屓を頼みたいなと(^^)