お寺の住職をしていると、決して口外できない家庭の事情をお聞きすることがままあります。
「うちはちょっと複雑な家庭でして…」
その場ではなかなか言えませんが、実はほとんどの方が自分の家は「複雑だ」と思っていらっしゃいます。家族や親族はこんがらがった紐なんですから複雑で当たり前なんです。
温かい家庭に育ち、幼少期から自分の才能を伸ばすような習い事を両親にさせてもらい、学力優秀、弱きを助け強きをくじく熱血漢。先生からの信頼も厚く、スポーツ大会ではいつもヒーロー。一流と言われている高校、大学を優秀な成績で卒業し、人気企業に就職。職場のマドンナと結婚。郊外に庭付きの一戸建てを建て、ウィークデーは出勤前に朝のジョギングを兼ねた大型犬の散歩。奥様は仲間を集めてホームパーティー。息子も娘もご近所がうらやむ様な眉目秀麗かつ秀才に才媛…
こういう方って実はいません(^^;)
仮に本人が満足で家庭が円満でも、親戚やご近所も含め全てが順風満帆な人、、、、、いませんでしょ?
100人の人がいれば100人の当たり前がある訳で、100様の悩みがあります。複雑は複雑のままで「良し」として、今日成すべきことをしていくのみです。
分からないことを分からないで良し、「これでいいのだ」と思えるのが大人なのでしょう。
だから僕りんはまだまだ、お・こ・ちゃ・ま(^^) パチパチ!